はっちゃんZのブログ小説

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2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

81.道央旅行5(朝食とラフティング、ヤギの郵便屋さん)

昨日に一番の目的だった「雲海」は見ることが出来たので今朝はゆっくりと眠った。朝食は、『レストラン ミカク』の予定だった。ここは予約ができないため部屋から移動した。この店は、朝食のみしか営業しておらず、トマム ザ・タワーに内にある和食に重きを…

3.霊査1 6月26日事件犯人木村の場合(第4章:迷い里からの誘い)

遼真は、6月26日に横断歩道上で突然、包丁を振り回して暴れ、歩いていた歩行者3名の首筋、腹部を包丁で抉り殺し、犯行後、自ら頸動脈を切り自殺した木村羅詩亜(らしあ)(30歳、ユーチューバ―)から調査に入った。木村は一人でマンションに住んでおり、隣の…

80.道央旅行4(ミナミナビーチと夕食)

アクティビティの事務所へピクニックセットを返して部屋に戻り、少しベランダからゆっくりと景色を楽しみ、次のアクティビティーへと移る。次のアクティビティーは『ミナミナビーチ・木林の湯』である。この『ミナミナビーチ』は、明るい日差しが差し込む全…

2.迷い里伝説(第4章:迷い里からの誘い)

遼真は色々と起こっている事件について京都の師匠と相談した。師匠は、唯一逮捕当時生きていた被疑者の証言の”どこか知らない古い村を彷徨っていた”という言葉が気になっているようだ。過去の文献を確認すると平安時代からこの話は一族に伝わって来ているら…

1.無差別殺人事件、悲惨な事故の発生(第4章:迷い里からの誘い)

ここ半年の間、無差別殺人事件及び悲惨な事故が新聞紙上を賑わせている。それを知らされた国民はそれらの不幸が、いつ自らの身に襲い掛かるかわからないと不安な心持ちになっている。 事件日時:6月26日 16時被疑者:木村 羅詩亜《らしあ》(30歳、ユーチュ…

11.事件の顛末(第3章:みいつけた)

夜に権禰宜の智朗が明日から学校の始まる夢花を迎えに来た。夢花は両肩に乗って来たキインとクインのキスをして部屋を出て行った。あと残された仕事は、誘拐された赤ちゃんを無事に両親へ返すこと石碑の人々を無事霊界へ送ることの二つである。両親に返すこ…

79.道央旅行3(ファームでランチピクニック)

視界一面に広がる美しく神秘的な雲海テラスへの感動を後にして、部屋へ戻って朝早かったため少し休憩する。今日は、お昼過ぎまで「モーモーカートで行くランチピクニック」を予約している。このアクティビティは、ランチボックスとピクニックセットが含まれ…

10.和馬と美緒の道行き(第3章:みいつけた)

少し前から美緒は、過去に己の心が壊れたことを少しずつ思い出し、つい己が生まれたての子供を誘拐するという罪を犯したことを悔いていた。これほど子供を愛しながら、母の悲しみをわからなかった己を責めた。しかしそれを元に戻す方法もわからなかったし、…