はっちゃんZのブログ小説

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11.霊査4(令和獅子党2)(第8章:占い死)

木村千種党首と鷹の淫猥なシーンがずっと続く。
遼真は覗き屋の様な気がして、しばらくは見ないでおこうと思っていたが、
『!?』
その時、キインの視覚に感知されるものがあった。
彼女の身体に重なる鷹の身体がぶれる様に見え始めたのだ。

鷹の身体から黒い影の粒子の様なものが出て、
それが上の空間に人の形となって集まり始める。
その現象に千種は気がついていないかの様に激しく抱きついている。
黒い影の粒子がもう一人の鷹となり上の空間で形作られると
現在抱き合っている鷹とするりと抜けて入れ替わった。

それから彼女は、もう一人の黒い影の粒子で出来た別の鷹に
最初は正常位で何度も浅く深くグラインドで腰が左右に、
ピストン運動で身体全体が上下に強く揺さぶられている。
彼女の大きな乳房もその動きに翻弄されている。
次には獣の様に四つ這いの後背位で激しく何度も貫かれ、
続いて騎乗位で下から突き上げられながらも自ら腰をグラインドさせ、
最後には再び何度も激しく後背位で貫かれて大きな声を上げて彼女は果てた。
あられもない姿で意識を無くした彼女に繋がったままの鷹の身体と
空中に浮かぶもう一人の鷹の身体が再び一つに重なる。

しばらくして意識を戻した彼女が甘えた様に鷹の胸へ抱きつく。
「鷹様、今日も素敵でした。
 もう身体がバラバラになりそうでした。
 いつも私だけが意識を無くしてしまってすみません。
 まだ鷹様が満足されていないみたいなので、
 今から鷹様にご奉仕をしたいのですが、よろしいですか?」
「ああ良いぞ」
「では失礼いたします」
彼女はまだ屹立している鷹のモノをそっと含むと顔を上下し始め、
やがて大きな鷹のモノが根元まで吸い込まれていく。
次に屹立したモノを握って上下しながら
根元にある袋をそっと吸い付いては舐めてを繰り返す。
その間に鷹の指が彼女の乳房やまだ濡れたままの秘所へ進んでいく。
「ああ、鷹様、またそのような・・・また蕩けてしまいます。
 ああ、そのようにされると私はもうご奉仕が出来なくなって・・・」
横になっている鷹が、ひょいと軽く彼女の身体を持ち上げると
彼女の秘所を顔の前に持ってくる。
そして彼女の濡れそぼった秘唇へ唇を近づける。
「ああ、鷹様、その様な場所を、ああ恥ずかしいです」
秘所が大きく広げられ敏感な蕾を舐めては、
その上にある先ほどまで鷹のモノを咥えていた場所へ
信じられないくらい長い舌が何度も出入りしている。
そのたびに一番上にある菊座が可愛く何度も収縮している。
彼女は
「ああそのような・・・あっ、あん、感じます」
と言いながら鷹の屹立したモノを愛しそうに含んでは舐めている。
「ああ、鷹様のモノが今までより硬く大きくなってまいりました」
鷹は彼女の腰を両手で持ち上げると彼女のジュクジュクに熟れた秘所を
自ら屹立する物にあてがい深く貫くと、そこで身体全体を上下させている。
「あー、すごい。私の中へどうぞ、
 鷹様、なにとぞ・・・最後は・・・
 あーん、あー逝き・・・ます。あー・・・ん・・・」
彼女は全身を硬直させ何度もの絶頂に最後は目を剥いて失神した。
その間、霊獣のキインの目からは
ずっと鷹の身体は何重にもぶれている状態で見えているのだった。

「!」

窓の外から二人の姿を霊視しているキインの方を鷹が振り返った。
「カラスの霊か?
 この都会で珍しいな。
 なぜこの部屋に?
 しかしこの霊・・・
 どこかで感じたような気がするが気のせいか」
鷹は寝息を立てている彼女の身体に毛布を掛けてベッドから降りると、
窓際にあるワイングラスの置いたテーブルの横のソファへ座った。
誰も居ない空間へ顔を向けて話し出した。
「久々の女体如何でした?
 私同様にこの女はあなた様に全てを捧げていますから安心して下さい。
 いつでもあなた様のお側へ送ることができます。
 お褒め頂きありがとうございます。
 はい、仰せのままに、この国を変えて見せます。
 必ずやあなた様の望む国へ」

残ったワインを飲み干すとしどけなく眠る彼女の隣へ入る。
ふと目を覚ました彼女がそっと鷹の胸へと身を寄せる。
「ふふふ、鷹様。満足されましたか?
 いつも私ばかり感じてばかりで申し訳ありません」
「ああ、満足だ。いつもながら千種は感じやすくて可愛いな」
「はい、恥ずかしいですがそうなっちゃうんです。
 何度も言いますが千種はあなたのものです。
 私は鷹様に出会ってから、こんなにも毎日が幸せです。
 あの時、鷹様に助けて貰えなければこんな幸せはありませんでした」
「僕が助けた?
 いやあれはあのヤクザ者達が勝手に自滅しただけだよ」
「そうですか?例えそうでも千種は鷹様の力だと信じています」
「僕は単に姫巫女からのご神託で動くだけだからね」
「はい、わかっています。でも私がそう信じるのはいけないですか?」
「いやそれはいいけど・・・」
「はい、鷹様は神様がこの世の為に送り出した人と信じています。
 私が鷹様を独占できるとかそんな不遜なことを考えていませんが、
 千種が鷹様に甘えられる時間は今だけですからいいですよね」
「いいよ。千種にはいつも党のために頑張って貰ってるから感謝しているよ」
「はい、神様、鷹様のためにこの身を捧げます。
 ですからいつでも御傍に居させて下さい。
 先週武藤議員が亡くなった時みたいに鷹様と連絡がつかないと不安で不安で」
「わかったよ。でもいつも一緒と言うわけにはいかないかな。
 教団も政党も色々と僕の役割があるからが我慢してほしいかな。
 だけどこんなに深い関係は君だけだよ。そこは安心してね」
「はい、わかりました。差し出がましいこと言って申し訳ありませんでした。
 でも本当にもし鷹様に困ったことができたら何でも私に言って下さいね。
 私の命に代えても何でもしますから」
二人は深い口づけをすると朝まで抱き合って眠った。

朝二人が目覚めて部屋で朝食を食べている時、
「鷹様、この鯵の干物を見てふと思い出したのですが、
 教団事務所に鮮魚冷凍装置を取り寄せるように
 おっしゃったこと覚えておられますか?」
「ああ、覚えているよ。家に置いてるよ。
 あの装置は地方の港から新鮮な魚を新鮮なまま
 遠方へ送れる様に最近発明されたものでね。とっても便利なんだ。
 君も知ってるように僕も家族も山の中で生まれたから魚が好きなんだ。
 実はごくたまに東京湾相模湾で船釣りをしてるんだ。
 その時に釣ったたくさんの魚を
 新鮮なままいつまでも美味しく食べられるようにと思ってね」
「釣りですか?時々私もご一緒していいですか?」
「ああその時にはまた声を掛けるよ」
「お願いします。私こう見えてもお魚の料理は得意なんですよ」
「へえ、それは楽しみだね」

遼真はすぐに鷹の家の写真を確認したが台所には装置は設置されていなかった。
色々と写真を確認したが、その装置らしきものは家には無かった。
石灯籠の祠の手前に作られたプレハブにはその装置が入っていると思われた。
そのプレハブは常に施錠されており鷹しか入れないようになっている。

鷹の身体に何者かが憑依していること、
それは非常に力の強い霊であること、
それは鷹の肉体に何らかの力を宿らせていること、
それは通常は触れることのできない霊体と異なり
この世に肉体に近い物を顕現できる力があることを遼真は知った。