はっちゃんZのブログ小説

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22.流氷観光1

家庭教師のアルバイトと

土日の友人とのたまの札幌でのショッピングやスイーツ探しや

実家に泊まった時は弟・妹と遊びながら毎日が過ぎていく。

高校受験生のため家庭教師の日数も1日増えて週3日となっている。

そして彼女のご両親から多目のアルバイト料を頂き臨時収入に大喜びした。

その収入で芳賀さんと初めて『流氷観光』に行った。

学生時代、あまり金は無いが時間は十分あるので、前日に実家に泊まり

札幌駅からバスで紋別市までの全行程6時間の雪道の長距離移動だった。

 

紋別バス停に着くと宿泊ホテルの紋別プリンスホテルまで歩いて移動した。

部屋に着くと窓からは雪の晴れ間に蒼いオホーツク海が広がっている。

このホテルは天然温泉が湧いている。

近隣に「天然温泉美人の湯 もんべつ温泉」があるくらいなので

二人は美人になろうとしっかりと浸かった。

泉質は、冷鉱泉アルカリ性低張性冷鉱泉)であり、

つるつるした湯当たりで、肌に優しくなめらかな感触の湯が特徴だった。

大型浴場にはその他バイブラ(気泡・超微細気泡)風呂、露天風呂、サウナルームも完備されており、温泉好きの二人はいつまでも満喫した。

『やはり北海道は温泉だ』という二人の持論が一致し、

今後も時間があれば温泉旅行をしようと約束しあった。

 

夜は和食レストランで海鮮料理に舌鼓を打った。

湯上りのビールは最高だった。

北海道はどこに行っても食材が豊富で美味しかった。

二人とも十分満足して部屋に戻るとテレビや本を見ながら過ごした。

翌朝はバイキング方式のモーニングを食べて出発した。

(つづく)