はっちゃんZのブログ小説

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38.函館港まつり2-森駅-

地球岬公園を出発して、母恋中央通へ左折し母恋駅の方へ向かう。

突き当りの室蘭新道を左折し、

さる有名な地元政治家が作ったとされる白鳥新道(白鳥大橋)を越えて、

室蘭港口を横切って室蘭ICへ向かう。

白い雲を巻いた駒ヶ岳を背景に内浦湾(噴火湾)沿いに丸く道央道を走っていく。

やがて森町の標識が見えてきた。

ここにはかの有名な駅弁「森町のいかめし」の販売されている森駅がある。

どこのスーパーでも売られているが、

本物を食べるのは今回が初めてで楽しみにしている。

道央道の森ICを降りて森駅へと向かった。

 

慎一は森駅のロータリーに車を停めて、駅構内のキヨスクへ走る。

キヨスクでは出来立ての熱々を客へ渡せるように「保温用ボックス」から取り出してくれた。

手に持つと温もりがあって外側のラッピングが曇るほどの暖かさだった。

この弁当は作りたてに近く、

イカの身も柔らかく現地で買った甲斐があるというものだった。

1折2個入りとチラシが貼ってあったので2折買った。

森駅の近くの海岸線の見える場所で噴火湾の丸く蒼い水面を眺めながら賞味することにした。

どれどれと、一つ目の折の蓋を開けてびっくり、

やや小さめのイカが3個入っていた。

大きさ的に子供達用にちょうど良かった。

二人の口に近づけるとおそるおそる表面を少し舐めていたが、

甘辛くイカの味が美味しいと分かり両手に持って夢中でかじっている。

慎一は、噴火湾の美しい景色をおかずに

シンプルで素朴な味の「元祖森名物いかめし」を楽しんだ。

 

ここまでくれば函館市は目の前である。

左側に駒ケ岳の姿を見ながら大沼国道を南へ向かう。

やがて「大沼公園」の看板が見えてくる。

車窓にのどかな大きな大沼の湖面が広がってくる。

今晩は大沼公園でのキャンプを楽しむのか、

大沼沿いの道路脇を家族全員自転車で走っている姿も見える。

湖面にはカヌーに乗っている姿もx見える。

そこから大沼国道を走り、函館市中心部へ向かう。

向かう方向に函館市函館山が見えてくる。

本日の宿泊ホテルは「ラビスタ函館ベイ」だった。

もう夕方だったのでとりあえずチェックインし

花火が始まるまでゆっくりとすることにした。

大きめの和洋室を取っているので5人で寝るには十分だった。

(つづく)