はっちゃんZのブログ小説

スマホの方は『PC版』『横』の方が読みやすいです。ブログトップから掲載されています作品のもくじの章の青文字をクリックすればそこへ飛びます。

小説3:さざなみにゆられてー北海道編ー

さざなみにゆられて-北海道編-

小説期間:2000年平成12年4月1日~ あらすじ: さざなみにゆられて-山陰編-の続編です。 山陰地方で生まれた美波は写真集で見た富良野などの北海道の雄大な風景に憧れ、 自分のことを全く知らない人の街で一人で暮らしてみたいと北海道の大学を受験。 小樽商…

47.函館観光1

宿泊したラビスタ函館ベイの前を通過し、「金森赤レンガ倉庫」に着いた。 ネットでは、この倉庫は明治期に建てられたもので、現在倉庫群を利用したショッピング&食事スポットとして人気と書いてある。確かに多くの観光客が歩いており、祭り期間中でもありど…

46.青森から函館へ-竜飛海底駅-

ねぶた祭り2日目の朝、JRで青森駅から函館駅へ向かう途中、 「竜飛海底駅」に降りて観光することにした。 見学時間は2時間30分。 駅に到着し、車掌さんが非常コックを使いドアを開け、 緑のジャケットを着たガイドさんに続いて観光客は降りる。 ホームに降り…

45.ねぶた祭り4-祭り本番-

ねぶた祭りについては、青森ねぶたオフィシャルサイトの紹介では以下である。 七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精…

44.ねぶた祭りへ3-青森観光2-

「三内丸山遺跡」を後にして「棟方志功記念館」へ向かう。 近隣のパーキングに車を停めて記念館へと入って行った。 棟方志功氏は、『おれは日本のゴッホになる』と言って有名になった、 板画家で20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人とされている。 青森…

43.ねぶた祭りへ2-青森観光1-

ナビに「三内丸山遺跡」と入力して出発する。 青森駅から大体15分くらいの場所にある。 青森駅から浪館通りを南西に進み、青森県総合運動公園の北側を道なりに進み、 県立美術館建設予定地を過ぎると遺跡が見えてくる。 【三内丸山遺跡】は、昨年より特別史…

42.ねぶた祭りへ1-青森へ移動-

朝ご飯のあと、ゆったりとしてからチェックアウトして、 函館駅近くのパーキングに車を停めて荷物をまとめる。 函館駅から青森県に上陸して青森駅まで向かうつもりだった。 函館駅構内は港祭りの観光客でごった返している。 子供達をベビーカーに乗せて静香…

41.函館港まつり5-ホテルの朝食-

花火が終わり、部屋へ戻って子供達をそっと和室の布団に寝かせると コーヒーでも飲もうと言うことになった。 部屋のテーブルには豆のまま小分け包装されたコーヒーと 電動ミルとペーパーフィルターが備え付けられている。 人数分のコーヒー豆を電動ミルに入…

40.函館港まつり4-花火大会-

夕食後部屋でゆっくりとしているとそろそろ花火大会開演時間が迫ってきた。 窓から会場方向をのぞくと、既に倉庫前の花火の上がる方向は席取りがされていて、 町のあちこちからぞろぞろと地元の浴衣姿のお年寄りや若い人も集まってきている。 慎一は一足先に…

39.函館港まつり3-ホテルにて-

「ラビスタ函館ベイホテル」は、 外装といい内装といい、 函館という街の醸し出す大正ロマンそのままに、 赤煉瓦の温かみや開拓時代の面影が漂っている。 早めのホテルのチェックインは正解だった。 港まつりが目的の家族客でフロントは長蛇の列だったからだ…

38.函館港まつり2-森駅-

地球岬公園を出発して、母恋中央通へ左折し母恋駅の方へ向かう。 突き当りの室蘭新道を左折し、 さる有名な地元政治家が作ったとされる白鳥新道(白鳥大橋)を越えて、 室蘭港口を横切って室蘭ICへ向かう。 白い雲を巻いた駒ヶ岳を背景に内浦湾(噴火湾)沿…

37.函館港まつりへ1ー地球岬-

子供達の足元もしっかりとしてきたので遠出をしてみることにした。 函館市では例年「港祭り」が8月1日から5日間にわたって開催されると聞いた。 荒天の場合を除いて初日の8月1日に「大花火大会」が催されるらしい。 銀行の福利厚生の一環で勤続年数の長い社…

36.子供達の誕生日

いよいよ子供達の1歳の誕生日が近づいてきた。 最近二人を抱っこするにもずっしりと重くなってきているようで 静香はもう二人を一緒には抱けなくなった。 慎一は何とか左右に抱っこしているが、 二人が動き出すと非常に危なくなってきている。 それでも二人…

35.美波、YOSAKOIへ出場2

いよいよ当日となった。 一番星が見えてくると舞台の照明の明るさが街を圧倒し始める。 『小樽商科大学 翔楽舞』チームは、大通8丁目会場での演舞のため待機している。 この大通公園南北パレード会場は、全長500mの南北の目抜き通りを使ったパレードで、圧倒…

34.美波、YOSAKOIへ出場1

ライラックが綺麗に咲き誇っている5月中旬の大通り公園。 例年通り『さっぽろライラックまつり』が開催されている。 多くの市民がゆっくりと散策し可愛い薄紫色の花を見つめている。 子供たちを遊ばせる芝生から見上げると 本州が梅雨とは思えないほどの青い…

33.すながわスウィーツロード2

夕食後、コーヒー又は紅茶と共に「イタリアンミラノシュー」を賞味した。 その俵型のシューの表面には真っ白のパウダーシュガーがかかっている。 油で揚げられた少しもっちりした薄い生地には、 カスタードクリームがたっぷりと詰められている。 そのドーナ…

32.すながわスウィーツロード1

全国的には梅雨と言われているが、この季節の北海道はさらりとした毎日が続く。 たまに雨が降ってもそれほど湿気は強くなく、 降り注ぐ日差しもそれほど強くなく、吹きわたる風が頬にやさしい。 同僚から「砂川スウィーツロード」の噂を聞き、 静香へ話すと…

31.美瑛と富良野2

ポプラファームでの舌の幸せを反芻しながら次の目的地へ向かう。 『ファーム富田』 ここは早春から晩春まで季節の多くの花が咲き誇る有名な園である。 広い園内に「花人の畑」「倖の畑」「彩りの畑」「トラディショナルラベンダー畑」「春の彩りの畑」「秋の…

30.美瑛と富良野1

北海道はこの時期になると街中が華やかになる。 大通公園はもとよりベランダの花壇も今が盛りと咲き誇る。 昨年は静香が身重だったので控えていたが、旭川富良野へのドライブを計画した。 それを聞きつけて美波がきている。 自宅のマンションから石山通へ出…

29.端午の節句(初節句)

いよいよ初節句の日を迎えた。 庭がないので和室の柱に小さめのこいのぼりと床の間に五月人形を飾った。 主役の雄樹へ袴羽織を着せた。 雄樹はまだまだ小さい割にしっかりと立ち始めている。 雄樹はそれらに興味があるのか、 こいのぼりを見上げたり、 人形…

28.支笏湖と三大秘湖のオコタンペ湖2

すれ違う車もないまま、看板に従ってなだらかな下り坂を走らせる。 やがて「丸駒温泉」が見えた。 支笏湖に面する割合に大きな旅館で車も結構止まっている。 キャンプ場駐車へ車を停めて、子供達をベビーカーに乗せて、 家族用テントを出して、お弁当を肩に…

27.支笏湖と三大秘湖のオコタンペ湖1

札幌の街なかの根雪もなくなりしばらくした4月の終わり、 風はまだ冷たいが暖かい日差しが窓から差し込んできている。 早いもので札幌へ来て、もう一年が経ったことに慎一は気がついた。 子供達も少しの風邪くらいのもので大きな病気もせずにすくすくと育っ…

26.静香始動

静香は子育ての傍らテレビや新聞で株式投資について勉強し始めた。 お遊び程度のちょうどいい金額の口座にあったことと 子育ての隙間時間で出来るもので稼げるものはないかと考えていた。 中小株の分類に入る会社で、株主優待の送られてくる会社を探し始めた…

25.桃の節句(初節句)

そろそろ夏姫の初節句(桃の日)が近づいてきている。 静香の実家から『雛人形』(七段飾り)が贈られてきた。 雛人形を飾るのに最適と言われる2月20日頃(雨水の日)に飾った。 子供達が珍しがって、せっかくの雛人形が大変なことになっても困るので、 雛祭…

24.流氷観光3

ガリンコステーションに下船し、オホーツクタワーまで電気自動車に乗って移動する。 オホーツクタワーは波止の突端に建設されており、 エレベーターで最下層まで下りていくとヒヤリとした『海洋生物の部屋』になっている。 そこには有名なクリオネの大きな水…

23.流氷観光2

先ずはこの旅一番の目的の『流氷観光』である。 ちょうど今、風の方向がちょうど陸地方向で流氷が沖合に来ているらしい。 二人は乗船券を購入し接岸している『流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ』に乗り込んだ。 乗船してすぐに二人の目に飛び込んできたのは 船舶前部に…

22.流氷観光1

家庭教師のアルバイトと 土日の友人とのたまの札幌でのショッピングやスイーツ探しや 実家に泊まった時は弟・妹と遊びながら毎日が過ぎていく。 高校受験生のため家庭教師の日数も1日増えて週3日となっている。 そして彼女のご両親から多目のアルバイト料を…

21.美波の憂鬱

最近、友人の香山さんがやたら美波へ意地悪をしてくるため気分がすぐれなかった。 美波が何か悪い事でもやっていれば謝ろうと理由を聞いてみても、 『別に』と答えるだけで理由がわからないままだった。 米子にいる時にも同じようなことを何度か経験していて…

20.お食い初め

もうそろそろ雄樹と夏姫の100日のお食い初めが近づいてきている。 歯固めの儀式用に北海道神宮内で 誰も踏んでいないと思われる場所の白い小石を6個拾い綺麗に洗い乾燥させた。 スーパーマーケットで真鯛2匹を買い、お食い初めの準備をした。 静香が真鯛の塩…

19.シシャモ祭りとラムジンギスカン

翌週、鵡川町で『シシャモ祭り』が開始されているため、 ドライブがてら鵡川港へ向かった。 鵡川町に入ると道中に多くのシシャモ販売店が並んでいるのでそこで買ってもいいが、 「『鵡川のシシャモ』は鵡川港で上がったものが本物」と同僚に言われたからだ。…