はっちゃんZのブログ小説

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『武闘派!』なのに、実は超能力探偵の物語

あらすじ 桐生 翔(きりゅうしょう)は新宿の片隅で私立探偵業を営む。困った人を助けたいと思う正義感あふれる若い探偵が、この小さな探偵社を訪れるクライアントから持ち込まれるさまざまな依頼を真摯に解決していく。 ある日突然超能力(テレポーテーショ…

さざなみにゆられて-北海道編-

小説期間:2000年平成12年4月1日~ あらすじ: さざなみにゆられて-山陰編-の続編です。 山陰地方で生まれた美波は写真集で見た富良野などの北海道の雄大な風景に憧れ、 自分のことを全く知らない人の街で一人で暮らしてみたいと北海道の大学を受験。 小樽商…

さざなみにゆられて-山陰編ー

*あらすじ* 山陰地方の町、米子市で小料理屋「さざなみ」を営む静香・美波親子と 関西生まれの銀行マンの慎一とのふれあいを描く。 山陰地方の豊かな四季の中で三人三様の心の傷が癒される時間を描く。 読者の対象年齢は20歳以上に設定しています。 *登場…

96.特訓5(浅間別荘編5)

翌日も朝のトレーニングで「母の白滝」付近に来た時、 百合が滝つぼ付近の崖に綺麗な花を見つけて立ち止まった。 翔は『先に行ってるね』と声を掛けて戻っていく。 神社を回り別荘への分かれ道を通り過ぎた頃、振り返るとブルーに太いホワイトラインが数本入…

47.函館観光1

宿泊したラビスタ函館ベイの前を通過し、「金森赤レンガ倉庫」に着いた。 ネットでは、この倉庫は明治期に建てられたもので、現在倉庫群を利用したショッピング&食事スポットとして人気と書いてある。確かに多くの観光客が歩いており、祭り期間中でもありど…

95.特訓4(浅間別荘編4)

この一帯は山間部のせいか朝が遅い。 二人が眠りから覚めてもまだ暗い。 やがていつもより弱く揺れるような光が差し込んできた。 カーテンを開けると 富士山が昇る朝日に照らされ、 山中湖湖面に反射し その光が窓から差し込んできている。 二人はいつものロ…

46.青森から函館へ-竜飛海底駅-

ねぶた祭り2日目の朝、JRで青森駅から函館駅へ向かう途中、 「竜飛海底駅」に降りて観光することにした。 見学時間は2時間30分。 駅に到着し、車掌さんが非常コックを使いドアを開け、 緑のジャケットを着たガイドさんに続いて観光客は降りる。 ホームに降り…

94.特訓3(浅間別荘編3)

ビールで咽喉を潤してしばらく休んだ二人は、 いつものように鍛錬の時間に移った。 二人は別荘の外へ出て庭で鍛錬を行った。 一時間ほどして百合が夕飯を作りに別荘へ入っていく。 翔はたっぷりと2時間掛けて柔軟から格闘訓練まで行い、 全身が汗でびっしょ…

45.ねぶた祭り4-祭り本番-

ねぶた祭りについては、青森ねぶたオフィシャルサイトの紹介では以下である。 七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精…

93.特訓2(浅間別荘編2)

館林家の別荘は「河口浅間神社」と「母の白滝」の間の道から少し入った高台にある。 突き当たりの鬱蒼とした林の中に建っており外面は鉄筋コンクリートの洋館だった。 窓からは真っ白の富士山を映す紅葉に染まる河口湖が目の前に広がっている。 太陽は少し傾…

44.ねぶた祭りへ3-青森観光2-

「三内丸山遺跡」を後にして「棟方志功記念館」へ向かう。 近隣のパーキングに車を停めて記念館へと入って行った。 棟方志功氏は、『おれは日本のゴッホになる』と言って有名になった、 板画家で20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人とされている。 青森…

92.特訓1(浅間別荘編1)

このたび事件で偶然とはいえ、 翔は初めて意識して『跳ぶ』ことができて驚き半分、嬉しさ半分だった。 今までは絶体絶命の時にしか跳べず、その場所も百合の近くだった。 しかし今回は思った場所をイメージして跳ぶことができた。 これをいつでも使えるよう…

43.ねぶた祭りへ2-青森観光1-

ナビに「三内丸山遺跡」と入力して出発する。 青森駅から大体15分くらいの場所にある。 青森駅から浪館通りを南西に進み、青森県総合運動公園の北側を道なりに進み、 県立美術館建設予定地を過ぎると遺跡が見えてくる。 【三内丸山遺跡】は、昨年より特別史…

91.遺族の恨みは晴れるのか17

翔は横たわっている『ネコ男』の元へ急いだ。 機械部分が完全に壊されたわけではないため、 人間部分と獣人部分があり暴走しかけている。 身体はネコではなく『タテガミのある獅子』の特徴を有している。 鋭い牙のある口が苦しげに開かれ、呼吸が荒くなって…

42.ねぶた祭りへ1-青森へ移動-

朝ご飯のあと、ゆったりとしてからチェックアウトして、 函館駅近くのパーキングに車を停めて荷物をまとめる。 函館駅から青森県に上陸して青森駅まで向かうつもりだった。 函館駅構内は港祭りの観光客でごった返している。 子供達をベビーカーに乗せて静香…

90.遺族の恨みは晴れるのか16

その時、屋敷内から華田社長の声が響き渡った。 「早くそいつを殺せ。その後にお前達の願いは全て聞いてやる」 「さあ、いくよ」 「グワッ」 「・・・」 「ネコ、返事をしなよ」 「・・・」 「まあいいや、あんたはそこでこいつと私たちの戦いを見とけばいい…

89.遺族の恨みは晴れるのか15

そこから無言の戦いが始まった。 拳と筋肉が『ガツン』『バチン』と当たる音と 二人の呼吸音と裂帛の気合のみが庭に響いている。 全身筋肉のような獣、地上最大最強の獣、ヒグマに獣人化した人間だった。 敵はもう人間のような言葉は発せない。 太い幹をも折…

41.函館港まつり5-ホテルの朝食-

花火が終わり、部屋へ戻って子供達をそっと和室の布団に寝かせると コーヒーでも飲もうと言うことになった。 部屋のテーブルには豆のまま小分け包装されたコーヒーと 電動ミルとペーパーフィルターが備え付けられている。 人数分のコーヒー豆を電動ミルに入…

88.遺族の恨みは晴れるのか14

京一郎の解析によるとこの男の後頭部の管は、脳の旧皮質へ連結されており、 薬剤は旧皮質の活動を選択的に高めるものだった。 旧皮質分野での個人的特性の高い素質を特化して強大化することにより 身体の筋肉及び骨格まで影響を及ぼせることがわかった。 ジ…

40.函館港まつり4-花火大会-

夕食後部屋でゆっくりとしているとそろそろ花火大会開演時間が迫ってきた。 窓から会場方向をのぞくと、既に倉庫前の花火の上がる方向は席取りがされていて、 町のあちこちからぞろぞろと地元の浴衣姿のお年寄りや若い人も集まってきている。 慎一は一足先に…

87.遺族の恨みは晴れるのか13

ヘビ男は、最初地上に横たわっていたが、 ハブのように上半身を立ち上げた。 そして風切音を発するスピードで、 一直線に翔へ向かってくる。 狙いは「眼」と見えた。 翔から鞭のようにしなった蹴りが繰り出された。 ヘビ男は、それを待っていたかのように蹴…

39.函館港まつり3-ホテルにて-

「ラビスタ函館ベイホテル」は、 外装といい内装といい、 函館という街の醸し出す大正ロマンそのままに、 赤煉瓦の温かみや開拓時代の面影が漂っている。 早めのホテルのチェックインは正解だった。 港まつりが目的の家族客でフロントは長蛇の列だったからだ…

86.遺族の恨みは晴れるのか12

翌朝、朴川専務が必死にニュースを探すも 『女子高生による銀座タワーマンション飛び降り自殺事件』はなかった。 マンションの敷地を散歩するも一切痕跡はなかった。 試しに学校へ保護者を装い電話を掛けるも元気に登校しているらしい。 組織の掟として「失…

85.遺族の恨みは晴れるのか11

翔は必死で彼女が落ちているベランダの真下部分へ急いだが間に合わない。 そして夜中なので彼女が見えない。 クモ助が腹部の光を強く発して場所を知らせた。 必死で目を凝らすと制服の白いスカーフを風にはためかせながら落ちている。 『あと少しなのに間に…

38.函館港まつり2-森駅-

地球岬公園を出発して、母恋中央通へ左折し母恋駅の方へ向かう。 突き当りの室蘭新道を左折し、 さる有名な地元政治家が作ったとされる白鳥新道(白鳥大橋)を越えて、 室蘭港口を横切って室蘭ICへ向かう。 白い雲を巻いた駒ヶ岳を背景に内浦湾(噴火湾)沿…

84.遺族の恨みは晴れるのか10

Ryokoから新しい情報が入ってきた。 ①朴川専務宅でどうやら「白川姫香」らしき女性が捕まっていること。 ②殺し屋の一人が反抗しているため、華田社長宅土蔵部屋に監禁されていること。 ③殺し屋の一人(女性)が朴川専務宅へ向かっていること。 ④昨夜事務所へ…

83.遺族の恨みは晴れるのか9

ある夜、事務所へ侵入者があった。 予期していたことなので プードル型ロボット犬『ロビン』とアスカを待機させている。 鍵が音も無く開けられ、ドアも静かに開けられた。 気配を消して室内をうかがう侵入者、 寝息を立ててソファで眠っているふりをしている…

37.函館港まつりへ1ー地球岬-

子供達の足元もしっかりとしてきたので遠出をしてみることにした。 函館市では例年「港祭り」が8月1日から5日間にわたって開催されると聞いた。 荒天の場合を除いて初日の8月1日に「大花火大会」が催されるらしい。 銀行の福利厚生の一環で勤続年数の長い社…

82.遺族の恨みは晴れるのか8

華田邸は木造造りの立派な日本家屋で隣に白い大きな土蔵が建てられていた。 屋敷地下と土蔵地下は地下道で繋がっている。 大きな車庫が表と裏に二つあり、表はベンツやロールスロイスが駐車されているが、 裏は鉄板やコンクリートで壁が固められており中身が…

36.子供達の誕生日

いよいよ子供達の1歳の誕生日が近づいてきた。 最近二人を抱っこするにもずっしりと重くなってきているようで 静香はもう二人を一緒には抱けなくなった。 慎一は何とか左右に抱っこしているが、 二人が動き出すと非常に危なくなってきている。 それでも二人…